家族を自宅で看取るときは、介護休暇の取得対象になります。

介護休暇とは、家族の介護のために一定期間仕事を休むことが認められる制度です。

家族を自宅で看取るときは、要介護認定を受けているかどうかに関わらず、介護休暇の取得対象になります。

介護休暇の取得期間は、原則として1年間です。ただし、家族の介護状況によっては、最長3年間まで延長することができます。

介護休暇の取得にあたっては、会社に介護休暇の申請書を提出する必要があります。申請書には、本人の氏名や所属部署、看護する家族の氏名や要介護状態、介護休暇の取得期間などを記入します。

介護休暇を取得すると、休業期間中の賃金は、労働基準法に基づき、休業手当が支給されます。休業手当の金額は、通常の賃金の60%です。

介護休暇を取得する際には、以下の点に注意が必要です。

介護休暇は、家族の介護のために取得する休暇です。そのため、家族以外の介護のために取得することはできません。
介護休暇は、労働者の権利です。会社が介護休暇の取得を認めない場合は、労働基準監督署に相談することができます。
自宅で家族を看取るときは、介護休暇を活用して、負担を軽減しましょう。